鉄道整備士の誇りとは

皆さんこんにちは!整備士ブロガーtmkです!

今回は、「鉄道整備士の誇りとは」について書いていきます。

前回「鉄道会社は入るのにも一苦労!」や「こんな人は鉄道を目指さない方がいい!」等と厳しいことをお伝えしてきました。これで鉄道会社のイメージが「厳しい」と先入観を持たれているかもしれません。

鉄道会社は「お客様の命」を預かり、安全に目的地までお送りするのが仕事である為「厳しい仕事」が多いです。命を預かる会社である以上は、厳しい部分もあるのは確かです

整備部門は運輸部門の方と違い、日の目も当たりません。側から見ていると何をやっているのかわからない地味な仕事が多いのです。見えないところで整備部門は、日々お客様へ完璧な車両の提供ができるように整備に励んでいます。

我々が手抜きしたりすれば、お客様に迷惑をかかてしまいます。整備士の使命は「当たり前の日常」を維持することが何より大切であり尊いのです。

厳しい部分が多いですが、その中でも私が誇りに感じていることを今回紹介していきます。

整備した電車が無事に本線を走る事

これは、「当たり前でしょ!」と言われそうなのですが、整備した電車が何事もなく走っていることが我々としてほっと一安心なのです。

電車の整備は、日によって出る作業量の大小が大きく、個性があります。

特に故障したときには、原因を調査して台車や大型機器を取り替えたりすることもあります。それらの取替にはたくさんの確認箇所が多くある為、整備するのも一苦労です。

その整備は普段人の目に就くことが無い地味で「埃、油、汗」にまみれる仕事です。故障した機器を直して、無事に出庫させた後に沢山作業量があった電車に「大丈夫かな?」とふと心配になるのです(手抜きしているわけではありません)

しかし、そんな心配をよそに本線上を堂々走っている姿を見ていると、「ああ無事でよかったな!」と安心した気持ちになります。仕事が確実にやり遂げられ、日常が戻った時こそ誇りに思います

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いざという時に必要とされる

整備部門は本線で起きた事故、命に関わる異常時が発生した時に備えて日頃の技術が最大限活用できるように訓練を重ねています

例えば電車に不具合が起きた場合には、最前線に出動してその電車がそのまま使えるか?もしくは運転不能か判断を迫られるのです。「起きてほしくないことが起きたとき、それを適切に対処するのは整備士」なのです。常に安全側に判断する為に、異常時を想定した訓練を行っています。

私は、電車が脱線した場合を想定した難しい復旧訓練の計画で主催に回ったときがありました。実行しようにも、先輩たちから「絶対にできないからやめとけ」止められたことがありました。

ここで私は感じました「色々言われても、いざという時に、何もできない悔しい思いをするのは俺たち整備士だ」と考え、色々言われながらも長い準備を経て訓練を成功させることが出来ました。

振り返ると、そのおかげで訓練の重要性を各方面に理解してもらうことができました。周りからは、あの時やっていてよかったと言われます。異常時にはどんな対応を求められるかわかりません。

いざと言う時、その仕事は出来ませんと言えません。だからこそ、常に訓練を重ねているのです。

訓練は本番のように

本番は訓練のように

よく言われますがその通りだなと感じています

異常時に強くなるのは一朝一夕でできるものではありません。沢山の協力を経て、日々の積み重ねをすることでいざという時に力を発揮できるのです

普段は地味ですが、いざと言う時に我々の力が必要とされたときに100%発揮させなければいけません。その時の為に、腕を磨いているのです。

いざという時「プロ」の目が光る

電車の運転や、車輪研削作業、臨時修繕、作業の最終確認を行う責任者、デスクワークで現場への指導、教育と経験を積んでいくうちに物の見方が全体を俯瞰して見渡せるようになるのです。

この視野の広さは鉄道の現場で有利に働き、「異常の発見能力」がどんどん高くなっていきます

普段は、異常に遭遇することはそう滅多にありません。しかし、いつもと変わらない検査をしているときにふと普段と違う「違和感」のアンテナが反応することがあるのです。

このアンテナとは「あれ?この部分いつもと違うぞ」と気付くのです。報告後、調査すると異常が見つかり、そのまま出庫して本線を走ったらどうなっていたことか・・・。という未然に防げることもあるのです。

この良否を判断するのは、機械ではなく、我々人間なのです。誤った判断をすれば事故の元、正しい判断をすれば事故を未然に防ぐことが出来るのです。

何回それに遭遇するか、わからないその時が来た正しい判断ができるかどうか?それは、我々にしかできない仕事であるからこそ「プロ」であると考えています

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仕事をやり通す責任感

これは、当たり前じゃないか!と言われそうですが、仕事を最後までやり抜けるかどうか?また、依頼した仕事を最後まで面倒見れるか?

整備の現場は、いつも同じ故障が出るのかというとそうではありません。日々違う故障に翻弄されたり、想定外な場所の故障が起きることがよくあります。

未経験の仕事に当たった時、最後まで投げ出さずしっかりやり通すことができるのか?どんな仕事であっても最後までそれを完結させるまで面倒を見る責任感が身についているのです。

時間をかけても結果が出ない時、故障を直したら別なところが故障したりなんてことがよく起きるのです。そんな時、誰1人文句を言わず投げ出さずに淡々と仕事を進めていきます。

この、最後まで面倒を見る姿勢が鉄道マンとして備わっているのが責任感であるなと考えます。

この4つが、私が鉄道に勤めている上で誇りに感じている事です。皆さんは、仕事に対する誇りはありますか?色々書きましたが、何か一つでもいいので誇れる事があると良いと考えます!

職場では、普段こんなことは言ってません。口に出すと恥ずかしいので自分の心の中にしまっています。今回ブログという場所で、私の想いを述べてみました

時々嫌なことや、仕事で落ち込むことがあると誇りが霞むこともあります。でも、4つの誇りこそ整備士にとってブレない軸であると考えています。

ここまでご覧頂き、ありがとうございました!次回も読んでもらえると嬉しいです!

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