電車に乗ると気になるあの音の正体とは?

みなさんは電車に乗り込んだ時、走行中変な音が鳴っていた経験はないですか?

「ダダダダダ」や「ドドドドド」という異音を聞いたことがあるかも知れません。

車両に乗ると振動や音で何の音か疑問をもたれる方もいらっしゃると思います。

実はその違和感、間違いではありません。

車輪が原因による異音の可能性が高いんです。

今回は何故異音が起きてしまうのか、説明していきます。

あの音の正体とは?

実は走行中に出ている異音の元は、車輪からきているんです

通常であれば車輪は真円であり、異音は起きません。

しかし走行する電車は必ず良い条件で走れるかというとそうは限りません。

過酷な環境に晒されているのが車輪なのです。

自動車でいうところの「タイヤ」と同じなのです。

摩擦によって車輪とレールも磨耗していき、やがて摩耗限度を迎えるのです。

さらに雨や雪による車輪がロックして滑るような過酷な環境の中、レールと車輪がお互い鉄同士摩擦しながら走行します。

車輪がロックすると、レールと接している面に負荷が集中し部分的に平らになるのです。

車輪踏面が部分的に平らになっていることを、鉄道業界ではフラットと呼びます。

「フラット」が出来る原因はさまざまで、ブレーキ時に車輪がロックしたり、小さい石や異物を踏んだことで出来るものもあります

部分的に平らになった状態で、走行すると音がなることを理解していただけましたか?

細かい石や異物は巻き込んで、車輪踏面を傷つけてフラットの原因を作るのです。

一度できたフラットは大きいほど異音の原因になります。

不快な振動と音で乗り心地が悪くなります。

しかも自然に解消されないため何らかの処置を必要とします。

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車輪を削ることで解決できる

解決策はあります。

車輪を削ることでフラットをなくすことができます。

鉄道業界では研削作業といいます。

電車自体を専用の機械に乗せて、車輪を削ります。

するとフラットは削り取られ、元の真円に戻ることができます。

これで異音を解決できるのですが、研削作業は時間のかかる作業なので夜間の作業や電車を使わない日にしか作業できません。

車輪は厳しい規程で管理されているため、ミリ単位で車輪を削るのです。

たとえ数ミリ誤差が出ただけでも、脱線事故の原因や規程違反に問われる可能性があります

そうならないためにも教育を受けて認められた者しかこの作業は作業させてもらえません。

私も作業できますが、この作業は大変で非常に気を遣うのです。

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ここまで見て頂きありがとうございました。

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