16歳の駅員は接客で心が折れた話 降りかかる災難編

こんにちは!

今回は「16歳の駅員は接客で心が折れた話」について書いていきます。

前回、見習いアルバイトに出ていた私ですが、数日の見習い期間が終わりいよいよ独り立ちです。

不思議なことに、見習いで起きなかった事件は何故か独り立ちした後に沢山起きるんです。

そして、とんでもない旅客とも遭遇したりもしました。

良いことも悪いこともあったなと書きながら思い出してましたが、どちらかというと悪い記憶が多いです(笑)

ここから独り立ち後、起きた事件についてまとめてみました。

目次にしましたので気になる項目から見てください。

独り立ち事件簿

いよいよ、見習いも終わり独り立ちということで窓口で1人案内が始まります。

以前のようにサポートしてくれる人もいないので、何かあった場合は電話や管理者の方を呼び寄せないといけない為、なるべく自分で対応しなければいけません。

毎回、頼りすぎるわけにもいかないなぁと思いながら窓口に立っていました。

これから、起きる事件も知らずに駅員バイトが本格的に始まりを迎えました。

外国人旅客の対応

独り立ちしたばかりの頃、1人の外国人旅客が窓口に近づいてきて、、

英語じゃない何かで話かけられました(恐らくロシア語?もしくは極端に訛った英語だったような、、)

全く言葉の意味を理解できませんでした。

これはいかんと思い英語で意思疎通を図ろうにも外国人旅客にも理解してもらえず、しんどい状況が繰り広げられました。

地図を持ち出してきて、やっとの思いで聞き出して伝えたところ、やっと伝わった様子でした。

ギリギリでその場を凌ぐことができました。

見習いの時からですが、外国人の方からは良く質問されました。

数十年前は翻訳機などなかったので、メモしては覚えて私自身でカタコトですが喋れるように準備してました。

殆どの外国人旅客は英語で話しかけてきてれます。しかし、稀に不意打ちで別な言語が出てきます。

この稀にでてくるのが一番困りましたね。

英語以外、学んだ事がない私は話しかけられても意味を理解できず。地図などのツールを使ってジェスチャーでしか案内せざるえない時もありました

辛いのは言葉が通じない中で必死に対応してても、伝えきれないので旅客が急いでいると怒りだします。

他にも、稀なケースで外国人旅客が怒り出した時に並んでた旅客が翻訳してくれて、言葉の意味を教えてくれて助けて貰ったこともありました。

今は、ポケトーク(翻訳機)やスマートフォンである程度コミュニケーションがとれる時代です。そこまで苦労する事はないはずです。

さらにインバウンド政策で、公共交通機関は外国人旅行客に意味を理解してもらうよう様々な取り組みをしていますから案内言語も多言語化してます。

その為、昔に比べたら今はそこまでコミュニケーションはとりやすいはずです。※あくまで推測ですが

ICカードは入れちゃダメ!

これも時代ですが、まだ自分がバイトしていた頃はICカード(スイカ、ICOCA)が普及して少し経ったぐらいでした

私鉄関係のICカード(PASMOやピタパ等)はまだ普及する前です。

なので、乗り換え改札口で切符を入れた後にICカードをタッチするやり方が正しいのですが、間違える方が多数いました。

何をするかというと、勘違いしてカードを改札機に飲ませちゃう人がいるんです。

一例ですが、お年寄り旅客が改札機を通ろうとして通れませんでした。改札機からはブザーが鳴ってます

急いで私が駆け寄ると、お年寄り旅客がそこで困っていました。

「カード入れたのに反応しないんだよねぇ、、なんでだろうかしら」と一言

「もしかして、この中に入れちゃいました??」と聞くと

「入れたわよ」と一言

まずい!と私はすかさず改札機を開け、捜索を始めました。すると入り口から少し入ったところでグニャリと綺麗に歪んだICカードを見つけました。

ICカードには、カードの真ん中付近に小さいチップが埋め込んであります。

これが改札機と通信してデータのやりとりをしています

そこは、とても重要な部分で万が一曲げてしまうとチップが破損しカードが使えなくなります。

確認の為、カードをタッチしたところ反応しなくなりました。

読み取れない場合は、再発行ですから十分気をつけて扱って下さい。

私は「やってしまったか、、、」と内心思いながら、ICカードを対応してくれる改札口まで行ってくださいと案内しました。

お年寄り旅客もしょうがないよねという感じで諦めて対応窓口まで行かれました。

このケース、私がバイトしてた1年間で何度起きたかわかりません。

これをやってしまうと、ICカードが壊れるか改札機が壊れますので絶対入れないよう注意してください

今はICカードも普及し、きっぷいらずだとは思います。わざわざ乗り換えのために、切符を買う方も少なくなってきてるとは思いますが、十分気をつけてください

お客様!切符忘れてます!

これも、あるあるです。

切符を取り忘れるとどうなるか知っていますか?

実は、切符が自動的に引っ込んで回収箱の専用の箱に収納されます。

どの改札機でも同じで、他の使用済み切符と混ざることはないはずです。

これも、すぐ呼び止めて気付く人と気付かない人半々でした。

回収されても、気付けば問題ありませんが取り忘れないようにお気をつけください

落とし物

これも多かったです。傘、財布、鞄、携帯など様々でした。これらはよく、荷札をつけて保管してました。

但し、財布だけはバイトが扱うわけにはいかないので駅員を呼んで対応してました。

たまに、お金が落ちてましたと小学生ぐらいの子供が1円玉とか10円玉を持ってきてくれるんです。

少額でも落とし物に変わりないので駅員に引き継ぎます

子供は素直で可愛いなと癒されました笑

絶対やめて!不正乗車

これも良くやられました。中には紛らわしい行動をとる人もいました。

不正乗車は詐欺罪に問われるのと、倍額の運賃を払うことになりますよ!

ある日、窓口に立っているといきなり「よっ、お疲れ!」って言っていつも通る人がいるんです。

あまりにも堂々としてたんで驚きました。

そこで「切符見せてくださいって言ったら」ちゃんと持ってましたのでそのまま通しましたが、なんと紛らわしい。

中には目の前で堂々と改札を突破していく人も、、、止めるんですけど逃げられます。

老若男女問わず、不正乗車する人を目の当たりにしてとてもショックでした。

切符紛失

これも、多かったです。

疑っているわけではないのですが.旅客が嘘をついてるかついてないかは、はっきり言ってわかりません汗

素直にすいませんと謝罪する方もいるし、たまに悪態つく方も勿論います。

悪態つかれると「不正乗車では?」という疑念が湧いてしまいます

不正乗車目的で、買ってもいないのに切符落としたは論外ですよ!

切符はなくしやすいので、落とさないよう気をつけて下さい

嘔吐物

これは、大変でした・・・

窓口に立ってたら、他の旅客から「嘔吐してる人がいる!」と

すぐ駆けつけると高校生ぐらいの子(私と同い年??)が顔を真っ青にしていました。

床には嘔吐物、服はドロドロで大変でした。

大丈夫ですか?と聞くと「なんとか」と言ってたので、とりあえずトイレに行かせました。

他の駅員に連絡してすぐ掃除に取り掛かります。いや、仕方ないんですけど匂いが結構するんです。

時間帯的に酔客がそんないるわけではないので、嘔吐物は辞めるまでその1件のみですが週末の夜とかは、、、考えるだけでも毎回大変そうです。

もう一つは駅事務室で、体調不良の方が嘔吐して匂いが充満してしまいましあ。これも匂いを消すのに大変でした。

夕暮れ時のラッシュ時だったからでしょうか、調子を崩したみたいです。

女性の方でしたが、救急車で運ばれていきました。

痴漢発生!犯人は・・・?

これも驚きました。ある日、出勤していつも通り事務室にはいろうとしたときに事務室が何やら騒がしい・・・

どうしたんですか?と管理者に聞いたら「痴漢があったんだわ」と一言。

えぇ!と思ったんですけど、どうやら電車内で犯行に及んで他の旅客に取り押さえられたそうです。それで、駅まで身柄を確保された状態で当駅に到着し、その後すぐ警察が来て身柄を引き渡しされました。

犯人も、駅事務室に閉じ込められていたので警察の連行の際に出ていきました。すると、高校生ぐらいの子が連れていかれたのでびっくりしました。

事故発生!ダイヤ乱れ対応

これも、自社、他社で発生した人身事故の影響や架線切断などの影響で長時間運転見合わせを3度経験しました。

よりによって自分がバイトの日に、、と思ったもんです

他社線の運転見合わせは、「動きますか!?」と聞かれても情報が無い上わからないので他社線の窓口に行ってくださいとしか案内できませんでした。

しかも、他社線なのに乗り換え口にいるせいか、なんで動かないんだ!と八つ当たりされたりしました。

他社線で電車が動かないと、振り替え輸送に駆け込む方の対応までしないといけないため振替券を配布します。人が殺到して大変だった記憶があります

さらに、架線切断時の対応は動いていないのにホームに入ると人で溢れる為、改札を閉鎖したり対応に追われました。

何時になったら動くんだ!払い戻せ!駅長だせ!と、マシンガンのように旅客から色んなことをひっきりなしに詰問されます。

とにかく、電車が遅れると私が関係なくても怒られるので謝罪謝罪のオンパレードです。16歳が年上の方々に謝罪するわけです。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんと、ひたすら謝り続け遅延証明書を永遠と配り続けるのを繰り返すわけです。

その時は対応対応に追われて、運転再開するまで質問が途絶えることがありませんでした。当然、駅員もバイトもヘトヘトです。

電車が止まると人は豹変します。すごい体験でした。

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これで私は心が折れた!

色々書いていますが、今までの事件はましなほうでした。二度と接客したくないと誓ったのがこの人たちです。

ある日、いつも通りアルバイトをしているときに駅員に対して罵詈雑言を浴びせながらいきなり駅事務室に乱入して、置いてある備品を管理者に投げつけたりする人がいました。

最初何が起きたか、全く理解できませんでしたね。事務室にいた人はみんな呆然としてました。

次に遭遇したのは、対応していたらいきなりヒートアップして怒りだした挙句

駅事務室に乱入してきて、私に対して「〇すぞ」と脅迫めいたことをしてきました。

当時は本当に恐ろしかったですね。面と向かってそんなこと言われるわけですから汗

同じバイト先の先輩は、別な人ですがいきなり暴行されたこともあるので気をつけないとなと感じました。

その人が去ったあと、落ち着きを取り戻したと同時に怒りと悔しさが溢れてきました。

管理者も「こんなことでくよくよしてたら、身が持たねえよ」とフォローしてもらいましたけど、面と向かってそんなこと言われたらめちゃくちゃ嫌になりました。

「これから駅員になって、急に怒り出す人たちを出勤の度に相手するのはたまったもんじゃない」と改めて感じました。毎回感情的になるのはもたないので、この仕事は私には向いてないなと思い、この一件で接客業を諦めました。

それから、この駅員バイトはいきなり辞めるのも申し訳なかったので1年は最低限続けました。

その後、辞める頃合いに後輩がやりたいと申し出てくれたので代わりを育て上げた後バイトを辞めました。

まとめ

1年通して、若いから・・・多めにみてやるかとかはありませんでした。そこに立ったら「駅員」です。

容赦なく、怒られますし自分の関係ないことであっても会社の看板を背負ってる以上は苦情もあるし叱責もされます。

改めて、仕事の厳しさを味わいました。

でも振り返ると、今後私の人生を切り拓く為のいい社会勉強になったのは事実です。

それがきっかけで、接客関連の仕事は目指さないと自ら諦めることができたわけですから。

これから駅員を目指す方は、覚悟しておいた方が良いです。キラキラした優しい世界ではありません。生々しい世界です。

経験する中には汚い仕事もあるだろうし、とても悲しい思いもします。

それでも、制服を着ていれば「駅員」ですから、仕事はきっちりやらないといけません。甘くないです。

公共性が高いから故、本当にいろんなことが日々起きます。

ましてや、働く人間同士の関係もあるのにお客様との関係もありますから、、私だったら疲れてしまいます。

駅や接客業で働いてる方々は本当に尊敬します。

今まで、散々悪い事だらけで大変と書きましたが学ぶことや成長できることももちろん沢山あります。

忍耐、冷静、判断力、協調性と精神論多めですが絶対身につきます。悪いことばかりではありません。

いいのか、悪いのかわかりませんがちょっとやそっとの出来事で動じなくなります。

昼夜問わず、働く駅員さんや接客業をされてる皆さんの頑張りをわかってあげてもらいたいのと、もし何か接客を受けることがあれば「ありがとう」と感謝をきちんと伝えてください。

きっと受ける方は嬉しいはずです!

なぜかというと、私もありがとうや助かったよと言われて嬉しかったからです。それを支えに、1年なんとか頑張って続けることができました。

見て頂きありがとうございました。

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